玉名市岱明町T邸|屋根瓦は水性か?油性か?塗料検査

今回は玉名市岱明町T様邸の瓦屋根の塗り替え工事でお世話になりました。



こちらの現場では、屋根の瓦に少し異変が発生してました。
瓦の塗膜が剥がれていたんですね。

屋根や外壁の塗装に使用する塗料は、「水性塗料」と「溶剤(油性)塗料」の2種類です。

塗膜が剥がれている場合、この瓦は水性の塗料で塗ってある可能性が高いです。

水性塗料の上に溶剤形(油性)塗料を塗る場合は注意が必要です。
溶剤(油性)の影響により、旧塗膜を侵してしまい、異常をきたすことがあります。

水性塗料が十分に乾燥していれば、溶剤(油性)を塗ってもかまわない場合もありますが‥



そこで簡単な検査をしてみました。
この瓦の塗膜は水性なのか、油性なのか?
持参したシンナーを瓦の一部分に浸してみます。

するとだんだん塗膜が微弱になってきています。
分かりづらいかもしれませんが、人差し指に剥がれた塗料が付着しました。




続けてウエス(油や汚れをふき取るための雑巾・布)でも拭き取ってみます。
やはりフニャフニャになった塗膜がしっかりついてます。




これでわかりました、瓦には水性の塗装がしてありました。
このような状況になれば、今回は水性塗料を使用して、屋根瓦の塗装をすることにします。




では水性塗料で仕上げました、屋根のビフォーアフターになります。




朱赤色で塗装しました。
ツヤがあざやかでキレイですね。



もしあなたがご自分で塗装をやってみたいと思います。

いま屋根や外壁の塗膜(塗料)が、水性か油性か、見分ける作業が発生しますよね。

ホームセンターに行って軽量のラッカーシンナーを購入します。
念のため目立たない他の場所とかを選んで、そこにシンナーを浸してみましょう。

検査してから施工に入った方が安心だと思います。

どちらの塗料を使用して塗装するかは、屋根や外壁の素材など様々な状況を考慮して選定します。

下地の素材や、現状で塗られているものが本当に水性、または油性塗料であるのか、

素地との密着状態はどうなのか? を確認するとよいでしょう。




まさか雨漏り?どこから?

どこから雨漏りしてるのか?
点検を自分でやってみたい人への
チェックシートを用意しました。

屋根・外壁など各チェック箇所や
どのような状況が雨漏りしやすいのか
参考になるかと思います。