シーリング(コーキング)外壁の補修|塗装と一緒に打ち替えを

シーリング(コーキング)とは?|外壁塗装時にする大事な工程


外壁塗装工事の中で、「シールのうち替え」って言葉を
どことなく聞くことがあるかと思います。

シーリングは家の中で非常に広い範囲で使用されています。

住宅の塗り替え工事において、以下につき
シーリングの用途が発生します。

  1. 外壁・屋根のひび割れの補修
  2. 隙間の処理
  3. 部材の端末処理
  4. 外壁材の繋ぎ目の処理

住宅・建物の外壁となるコンクリート・モルタル・ガラス・
サッシ・パネルなどの目地に、防水性・気密性を確保する
目的で施工されるのが「シーリング」(コーキング)です。

外壁の強度の弱い部分を守るため、壁材の間にシーリングを
入れることで、動きを逃がして建物を守り柔軟性を求められています。

建物の目地は気温や温度変化、建物の立地条件によって
壁材の伸縮等によるひび割れなどから守っています。

シーリングが劣化し動きを逃がす事が出来なくなると
建物の弱い部分から劣化の進行が早まります。

シーリング(コーキング)で外壁補修|サイディングによく使われてます


家の外壁でサイディングという種類の壁がよく使われます。

サイディング材の継ぎ目の部分にゴム状のものが
埋め込まれていますが、この部分をシーリングと言います。

このシーリングが劣化してしまうとすき間が生じ、
雨水がそこから侵入してしまいます。家の中の部材を腐食し
最終的には家の劣化につながっていきます。

よってシーリング(コーキング)の打ち変え工事が必要です。

「シーリング」と「コーキング」という言い方

「シーリング」の他にも「コーキング」と2つの呼び方があります。
どっちが正しい言い方なんですか?と言われます。

英語で、直訳してみますと、

◎シーリング(Sealing)= 密閉する、蓋をする

◎コーキング(Caulking)= 詰め物をする

といった意味になります。

塗装工事においてコーキングとシーリングは、
同じものであり、同じ工事の内容と考えて
特に問題はないです。

シーリングは別称として、「シーラント」「シール材」
様々に違った呼ばれ方もあります。
ウィキペディアにもそのように掲載されていますね。

塗り替えだけではない、シーリングも忘れないでください

一般住宅の塗装工事ならば
たいていシーリング工事も存在しています。

住宅の改修等での点検をする際にシーリングという部位は
最初に劣化しやすい部分といわれています。

劣化したシーリングをそのままにしてしまうと
もちろん品質が落ちてきます。

ほとんどの住宅が外壁の目地のシーリングのひび割れや
窓周りなどのシーリング部分に劣化が生じてきますので
そこは見落とさずに必ず補修の手を入れましょう。

まだそんなに劣化してないから大丈夫!
これはダメダメです。外壁塗装工事の中にシーリングの
打ち替えの作業を加えてください。

外壁が劣化していれば同様にシーリングも劣化しています。
特に日当たりの良好な南側の壁では劣化は激しくなります。

住宅の塗り替えを始めるならば
シーリングの全面打ち交えをおすすめします。

打ち替えが終わってから塗装をするのがベストです。

シーリングの打ち替えで外壁補修をやってみる

外壁の縦目地のシーリングを撤去します。

サッシ窓廻りの横目地も撤去します。

このシーリング、簡単に撤去できるのもあれば、
できないのもあります。

目地を清掃して、プライマー塗布したあと、
新たにシーリング材を充填していきます。

最後にヘラでおさえていきます。



まさか雨漏り?どこから?

どこから雨漏りしてるのか?
点検を自分でやってみたい人への
チェックシートを用意しました。

屋根・外壁など各チェック箇所や
どのような状況が雨漏りしやすいのか
参考になるかと思います。