はじめての塗装はよくわからない、でも知っておくと便利なこと
念願の家を建ててからはや10年近くが経過、そろそろ屋根や外壁の塗り替えを考え始めたけど、
とうぜん塗装の知識なんてなくて、立ち止まってしまいます。
でもできれば自分でやってみたい!という方もいらっしゃるでしょう。
屋根・外壁塗装に関する悩みなんて、インターネットで調べてみれば、
いろいろなサイトが出てきます。
そこで今回、ちょっとした小知識をいくつか取り上げてみました。
◎新しい刷毛を使うとき
ホームセンターなどで新しい刷毛を購入後、いきなり使ってはいけません。
使う前に両手で、よくしごいてください。
ハケを両手で挟み、クルクルとまわしてみましょう。
回転がかかることで、抜けかかった毛が飛び出してきます。
注意点として強い力で引っ張ると、たくさん余計に抜けてしまいます。
ザラザラした紙の表面に刷毛をなでるように押し付けると、抜け毛がきれいに抜けます。
サンドペーパー(紙やすり)の#320あたりを使うといいです。
この抜け毛の作業をしないで新しい刷毛をそのまま使うと、
塗装する面に毛がくっついてしまい、あとあと面倒なことになりかねません。
◎ローラーバケの受け皿はアルミホイルにくるむ
ローラー受け皿を使った後、シンナーで塗料を拭き取る作業があります。
しかしこれがたいへんで、手を汚しかねません。
そこでシンナー拭きをせずに済ます方法があります。
使う前にローラー皿をアルミホイルでくるんでおくことです。
こうしておけば、使い終わったアルミホイルは丸めて捨てるだけ。
後始末がラクになりますね!
◎塗り汚したり、衣服についたときは?
どんなに気を付けていても、塗る以外の余計なところを塗り汚したり、
床へ塗料をこぼしてみたり、衣服を汚してしまうことがあります。
では衣服についた塗料を落とす方法ですが、
その前に塗料には大きく2種類あるということを覚えておくといいです。
塗料には、『水性塗料』と
『油性塗料』の2種類があります。
水性塗料
ホームセンターで売られているほとんどが水性ペンキです。
名前に書いてあるように、水で希釈(混ぜる)できる塗料のこと。
衣服についても、比較的落としやすく、初心者には使い勝手はいいです。
いかんせん水の成分なため、耐久性に劣るのでは?と思われがちです。
が、今の水性塗料のクオリティは、油性並みと言われてます。
油性塗料
油性(溶剤)塗料は、耐久性にたいへん優れており、
雨や風、湿気にも強いという点があげられます。
また油性(溶剤)の特徴として、きれいなツヤが発生し、
美しい見栄えになります。
しかしはげしいシンナーの臭いがあるために、屋外の塗装が適しています。
顔や肌に付着してシンナーで落とすとき、ヒリヒリと痛みがともないます。
取り扱いに注意が必要です。
衣服に塗料がついた際は、塗料が乾かないうちに、すぐに落とすこと!ここ大切です。
油性だけでなく水性塗料も、乾くと取れにくくなります。
- 衣服についた塗料は、見つけ次第ただちに落とすことがベターです。
使わない歯ブラシなどで、かるく当ててこすってみます。
衣服の素材が傷つかないように無理しないでください。 - 衣服をお湯にしたしておきます。
中性洗剤、またはクレンジングオイルをスポンジにつけて
軽く押さえつけてみます。
一緒に衣服の色落ちがないかも確認しましょう。
中性洗剤やクレンジングオイルで落ちないのであれば
ペイントうすめ液を使ってみます。 - いちど水で洗い流したあと、通常の洗濯をおこないます。
◎残った塗料をちゃんと保存するには?
油性塗料で作業終えたあと、使った塗料缶をフタで閉めておいても、
缶の中の空気と塗料が反応して、塗料の表面に皮が張ってしまうことがあります。
こうならないように、缶の塗料に上からうすめ液を少し入れておきます。
そしてフタを確実に閉めておく、そうすれば皮ができることもありません。
またうすめ液ではなく、ビニールを缶の塗料の表面にまんべんなくかぶせて、
フタをしっかり閉めておけば、塗料のかたまりを防ぐことができます。
◎刷毛(はけ)が固まらないようにしておくには
今日塗装をやって、明日その続きをする場合、
いちど使ったあとに数時間おいて塗る場合、
時間が空いてしまうときに、刷毛やローラーをそのまま放置すると固くなります。
そういうときは、ビニール袋で全体をかこってしまうい、輪ゴムで止めておく、
つまり空気に触れさせないようにすることで、固まるのを防ぐことができます。
もし刷毛の一部が少し固くなってしまった‥‥
そんなときは、ラッカーうすめ液に浸しておけば、だんだん柔らかくなります。
◎使った後の刷毛の手入れ
せっかく買った刷毛(はけ)を何度でも使うには、使い終わったあとの手入れが大切です。
刷毛の中の塗料がそのままだとかたまってしまうますので
へらなどでしごいて取り除きます。
続けていらない紙や古新聞紙を用意して、刷毛を塗りおさえし、塗料を落としておきます。
古新聞紙は塗料が乾燥したあとに、まるめて一般ゴミとして捨てましょう。
うすめ液でよく洗って、ついた塗料を出してしまいましょう。
最後に中性洗剤で洗い流します。
洗浄後の刷毛は、陰干しするなど乾燥させればいいです。
ローラーバケも同じ要領になります。
まさか雨漏り?どこから?
点検を自分でやってみたい人への
チェックシートを用意しました。
屋根・外壁など各チェック箇所や
どのような状況が雨漏りしやすいのか
参考になるかと思います。