室内の木部の塗装はいつもと方法が違います
木の塗装というのは、いつもの塗装とは違います
今回は新築の住宅の現場にて木部の塗装作業です。
「木造住宅」ってメジャーな言葉があるように建物には多くの木が使われています。
家、住宅の建材の王様は木材だ!っていっても過言ではないぐらいです。
しかしながら外部の部材の中でもっとも劣化が早いのが木材と言われます。
木材は自ら呼吸伸縮しています。
難しい言い方で言うと、調湿機能による伸縮性をもっています。
調湿機能というのは、外の湿度の関係により湿気を吸ったり噴いたりしていることです。
木材は伸縮を続けています、生き物みたいなモノです。
なので木材の呼吸を妨げないようにしなきゃいけないので
透湿性や通気性をもった塗膜を作る塗料を扱うことになります。
染み込ませて保護する「浸透性」の塗料です。
室内の木部の塗装で使う塗料は、「オイルステイン」って言い方をします。
「OS」って略称になります。
今回使ったのは「ポアーステイン」って濃色タイプ塗料です。毎回お世話になっています。
水で薄めて変色することができたり、各色との調色して自由な色を表現できます。
さらにポアーステインの素晴らしいところは、上塗り塗料を選ばない、
この上にどんな塗料も重ねることができる強い密着性があります。
オイルステインは木材表面に塗膜をつくるのではなく浸透する塗料。、
吸い込んでいくので、表層部を削らないと色落ちしません。
布で拭きあげると表面がケバ立つことがあります。
再度サンドペーパーで素地調整して表面ががきれいに仕上がるようにします。
オイルステイン(水性ステイン)は「着色剤」です。
木材を保護する、耐久性をもたせる、などの機能は備わってません。
木材の耐久性を高めるには「保護剤」を塗ることをお勧めします。
よってオイルステインそのものには保護の効果はないので注意してください。
和信ペイントさんの「ポアーステイン」はホームセンターでも扱ってます。
水で希釈して使えますのでお手軽です、
あなたの家の木部の塗装、やってみることをお勧めします。
まさか雨漏り?どこから?
点検を自分でやってみたい人への
チェックシートを用意しました。
屋根・外壁など各チェック箇所や
どのような状況が雨漏りしやすいのか
参考になるかと思います。