外壁塗装工事のご近所トラブル!原因と対策は?

住宅の外壁塗装工事をお考えの方で
「住宅密集地だから近隣住宅に迷惑かけないか‥」
「外壁塗装お願いしたいけど、ご近所さんとトラブルが起きないか心配で‥」

…など、いろいろと気になる問題も出てくるかと思います。
そこで今回は気になる疑問についてまとめてみました。
 

外壁塗装で起こりやすいトラブルとは?

外壁塗装工事は時期や天候などいろいろ条件もありますが、
2階建て戸建ての住宅で、大体7~14日程度かかると思っていいです。

1日2日ならまだしも、1週間以上となると
より心配・不満に思う方もいると思います。

起こりやすい近隣トラブルをまとめてみました。

考えられる主なトラブル

◎工事内容の伝達漏れ
◎工事音がうるさい
◎塗料のニオイ
◎塗料や汚れが付いた
◎職人のマナーが悪い

外壁塗装でのトラブルとは

詳しく紹介していきたいと思います。

工事内容の伝達漏れ

外壁塗装工事をするにあたって、事前にご近所にはチラシ等で告知がされます。
「知らなかった」「聞いてない」となると、トラブルになりかねません。

お隣の敷地に足場が入ってしまう場合もあります。
尚更事前に連絡があると思います。

日程・場所・工事内容が早めにわかれば、ご近所の方も不安が減ることでしょう。
    

工事音がうるさい

工事が始まるとまず足場の組み立てからスタートします。
足場の組み立て、解体の際にはハンマーを叩く金属音が響きます。

他にも高圧洗浄機のエンジンの音などあります。
日中家にいる方や、夜勤がある方には、工事の音が苦痛に感じてしまうかもしれません。
    

塗料の臭い

塗料は大きくわけると「油性」と「水性」があります。

水性はその名のとおり「水で希釈(混ぜる)」をしますが、
油性のものは「シンナーで希釈」をする塗料です。

油性の塗料はシンナーの独特の匂いがあります。
塗料の匂いが苦手だったり、気分を害する人もいるとされていますので、
配慮が必要になってきます。
    

塗料や汚れが付いた

外壁の塗り替えでは足場をかけてちゃんとネット養生していますが、
気をつけていても、塗料が飛散してしまうこともあります。

また外壁を高圧洗浄する場合に、水が隣にはねて洗濯物が汚れたり、
塗料が何かの拍子に隣の建物や車などについてしまうこともあるかもしれません。

特別な理由がない限り、弁償を求められた場合は工事業者は応じなければいけません。
    

職人のマナーが悪い

実際に職人さんのマナーが悪く、トラブルになった実例もあります。

  • 敷地内、近隣へのゴミの放置
  • 仕事以外の話し声
  • 車両などのマナー違反
  • 態度が威圧的

 などがあげられます。
    

近隣住宅とトラブルを防ぐために

上記で紹介したように、トラブルの原因は様々です。
いくら気を付けていても、100%トラブルが起きないとは言い切れません。

トラブルが起きてご近所さんとの関係が悪化…というのは避けたいです。
トラブルを防ぐためにはどうしたらいいでしょうか。

    

工事前の挨拶

挨拶をせずに工事に入ってしまうとトラブルの原因になります。
ご近所への挨拶は必ず行いましょう。
挨拶する際に気を付けるべきポイントを解説していきたいと思います。
     

挨拶に行くタイミング

タイミングは、遅くても1週間前には伝えておくとよいでしょう。

早く伝えておくことで事前の準備もできる為、工事の日程が決まり次第
挨拶回りへ伺うと良いかもしれません。

また、挨拶回りは基本、塗装業者がやるところが多いです。
しかしそこにおまかせせずに、施主さん本人が直接行くと
より好印象になるかと思います。

留守の場合は仕方ないですが、
「工事なんか聞いてない!」などのトラブルにもなるので

土日祝日など直接挨拶できる日に合わせて挨拶へ伺うのがおすすめです。
どうしても都合が合わず会えない場合は、挨拶文をポストに入れておきましょう。
 

挨拶する範囲

挨拶する範囲は、最低でも向こう三軒、両隣、裏三軒が基本です。

 
 

他にも工事中に迷惑をかける恐れがある場所には挨拶へ行っておくことをおすすめします。
下の図の場合、突き当りの家が前を通る際に工事車両などが邪魔になる場合があります。

 
 

挨拶で伝える内容

挨拶の際に伝えておくべきことは、

  • 工事内容(外壁塗装・屋根塗装など)
  • 工事期間(いつからいつまでか、時間帯も伝えるとなお可)
  • 自宅の住所、電話番号
  • 施工業者の詳細

などの情報をきちんと伝えましょう。

  

↓弊社、西島塗装の場合ですが、チラシを作成して挨拶回りをしています。

特に住宅密集地の場合は、騒音やニオイなどで迷惑がかかること
洗濯物を外に干さないようになどの注意事項を伝えておくとよいでしょう。

足場の組み立てや高圧洗浄の予定がいつなのかなどを詳しく伝えておくと
ご近所さんも事前に準備ができるかと思います。
 

粗品

良好な関係を保つためにも、粗品を用意して挨拶するのもいいですね。

塗装業者で準備してくれるところもありますが、
自分で用意するのも高感度が変わってきます。

500円程のタオルや洗剤や石鹸などの消耗品が喜ばれます。
相手の好みなどを気にする場合は各自治体指定のゴミ袋や
ラップ、ジップロックなどもおすすめです♪

  

塗料のニオイ対策

いくら挨拶できちんと伝えていても、いざ工事が始まってみると
塗料の臭いで…なんてトラブルにつながってしまうこともあります。

特にお年寄りや小さいお子様、ペットがいらっしゃる場合は敏感かもしれません。

現在では性能の良い水性塗料が開発されて、溶剤を使う油性塗料に比べ
かなり臭いもやわらかくなりました。
が、正直なところ全く臭わない塗料はありません。

なるべく周りへの負担を考えるなら、業者に臭いをおさえられる塗料など相談してみてください。

水性塗料は建物によっては使えない場合もあるので、きちんと確認しておきましょう。

   

信頼できる塗装会社を選ぶ

施主様が挨拶回りなど近隣住宅へ配慮をしても、業者や職人が配慮に欠けてしまう場合もあります。

ちゃんとマナーを守れる塗装業者選びも、トラブル回避の防止策になります。

  • 営業担当が質問、相談など親身になってくれるか
  • 実績・口コミ
  • 資格保有者かどう


実際に外壁塗装をやったことがある知り合いに、聞いてみたりするのもいいかもしれません。

また、複数の業者から見積もりを取って適正価格をきちんと調べることも大事です。

   

さいごに

ご近所トラブルの原因と防止策についてまとめてみました。

トラブルが起こり近隣住民との関係が悪化してしまうと、その後の生活にも影響してしまいます。
そのような事態を防ぐためにも、しっかり配慮をしてもらえる業者を選ぶことが重要です。

近隣への迷惑は決してゼロにはできません。

ですが、
◎塗装工事前の挨拶
◎業者選び
でトラブルは避けれるのではないでしょうか。

是非参考にしてみてください。

   

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