玉名市Kビルの屋上の防水改修
今回は、玉名市O様所有のKビルの屋上の防水改修をお世話になりました。
こちらが現場となる屋上の様子です。
屋上の床面が劣化してくると、雨漏りの影響を強く受けます。
雨漏れから建物を守るために防水を行う必要があります。
防水には材料や工法にいくつかの種類がありますが、大きく分けると、
◎ウレタン防水
◎シート防水
◎改質アスファルト防水
◎FRP防水
この4つの防水工事をよく見ることができます。
まずは既存の防水シートを撤去していきます。
どんどんはがしていきます。
防水シートの撤去が終わりました。
続いては床面の下地調整に入ります。
スクレーパーを当てていくケレンという作業です。
昔のボンド(接着剤)のあとでしょうか?
浮いている部分を削り取っていきます。
ケレン作業が終わりました。
ここから塗りの作業に移っていきます。
最初は下地調整材を塗っていきます。
角の立ち上がり部分も、しっかり塗っていきます。
下地調整材、塗りました。
次は通気緩衝シートを貼るための準備です。
下地に含まれる水分からの防水層の膨れなどをこのシートで防ぐことができます。
先にボンドを塗ります。
通気緩衝シートを貼っていきます。
「通気」は空気を通すこと、
「緩衝」は二つのモノの間に立って、不和・衝突をやわらげる、という意味。
床面にこの通気緩衝シートを貼ることで下地に含まれる水分からの膨れを防ぐことができ、また下地の動きによる破断も防ぐことができます。
通気緩衝シートの間にジョイントテープを貼ります。
ウレタン塗膜防水材を塗っていきます。
手すりの基礎部分も塗り込みます。
通気ができる防水なので、熱を逃がすために
脱気筒を取り付けます。
屋上の端っこの立ち上がり部分には
メッシュシートを貼ります。
メッシュを入れることで、地震や衝撃に
耐えることができます。
そして塗膜防水材を塗り込んでいきます
防水材が乾いてきたので、2回目の防水材を塗っていきます。
最後の仕上げにトップコートを塗ります。これで一連の作業は完了です!
では、ビフォー・アフターを見てみましょう。
大きく開いていたひび割れもしっかり抑えることができました。
今年ももうすぐ梅雨の時期をむかえます。
この防水施工で雨漏りが止められると思います。
作業、お疲れさまでした。
まさか雨漏り?どこから?
点検を自分でやってみたい人への
チェックシートを用意しました。
屋根・外壁など各チェック箇所や
どのような状況が雨漏りしやすいのか
参考になるかと思います。