屋根に塗る遮熱塗装の省エネ効果とは?来年の猛暑に備えてみませんか!

今年の夏も暑かったですよね・・・

毎年夏になると、熱中症のニュースや暑さの観測記録が取り上げられています。この10年ほどで、「猛暑」や「酷暑」という言葉も当たり前のように口にするようになりました

暑いのは外だけではありません。家の中、室内の温度も上がっています。地域によっては昼間はおろそか、朝一番からエアコンをつけっぱなしにすることも普通になりました。

それでもあまりの暑さで効きが悪いこともあり、きつい日差しがおさまりかける夜になっても、寝苦しい「熱帯夜」が待ち構えてました。

そんな中、少しづつ耳にしてきたのが遮熱塗装です。『遮熱塗装』って知ってますか?
この「遮熱塗料」についてまとめてみました。

遮熱塗装を屋根に塗るとどんな効果がある?

遮熱塗装にはどんな効果があるのでしょうか?

遮熱塗装の効果とは

1.遮熱効果がある
2.節電効果がある
3.塗膜の寿命が長い
4.屋根や外壁の寿命が長くなる
5.黒色の建材の熱上昇を抑える事が出来る
6.ヒートアイランド現象の抑制

太陽がもたらす光のエネルギーというのは、約50%が赤外線、約47%が可視光、残りの3%は紫外線から成り立っています。

遮熱塗装で使われる遮熱塗料には、このうちの赤外線を効率良く反射させる効果があります。その分の熱エネルギーを抑えることができるといわれてます。

真夏は屋根から伝わる熱で、たとえエアコンをフルに使っても、暑くなる室内を避けることができなくなってきました。

あたりまえですが、エアコンで冷やそうとすれば、それだけ電気代がかかってしまいます。少しでも室内温度が下がっていれば、エアコンの温度設定が緩和されます。

遮熱塗装を施工してあげれば、その分が省エネになって、電気代の節約につながるといわれています

遮熱塗料は断熱材とはどうちがう?

断熱材も同じように熱をおさえる効果があるように見えますが、実は意味あいが違います。

遮熱塗装で熱を下げる意味ですが、太陽熱高反射は、太陽の光エネルギーを鏡のように反射することで、熱を発生しにくくする技術のことです。

いっぽう断熱は、断熱材を布団のように何層も分厚くして、熱を伝わりにくくする働きをもちます。遮熱と断熱とはそのような違いがあります。

住宅の遮熱ってどういうこと?こんな屋根にはオススメ!

太陽の光のエネルギーが屋根に当たることで、熱のエネルギーに変化します。その熱エネルギーのせいで、屋根そのものの温度が上がり熱くなってしまうのです。やがて屋根から熱は室内に伝わり、室内の温度も次第に上がってしまいます。

そこで、その太陽の光を反射させてしまえば、屋根の温度上昇を最小限におさえることができるので、
室内に伝わる熱も抑制されることになります。これが住宅における「遮熱」です

あなたの家の屋根は金属屋根ですか?

金属屋根は熱伝導率が高いので、太陽熱が浸透しやすくダイレクトに熱を部屋の中へ伝えてしまいます

そこで遮熱塗装をする事で、太陽光を反射させる事が出来ますので、建物の省エネ効果を高く発揮してくれます。

2階にお部屋はありますか?

部屋は高い位置であるほど気温が上がりやすく、暑くなってしまいます。とりわけ屋根にも近い2階は難点です。屋根に遮熱塗料を塗るする事で、2階の居間を涼しくさせる事が出来ます

ほんとうに屋根に遮熱塗装をしたら室内の温度は変わる?デメリットは?

遮熱塗装は省エネ効果を発揮するすぐれた塗料ですが、デメリットもあります。
どのようなデメリットがあるのでしょうか。

遮熱塗装のデメリットとは

1.価格が高い
2.塗膜が汚れると遮熱効果が発揮しにくい
3.材料が扱いにくい
4.冬場の遮熱効果は建物の温度を低くしてしまう事がある
5.色によって効果の発揮の仕方が違う

遮熱塗料で屋根を塗り替えても、屋根や室内の温度というのは、常に一定の下がり方をするわけではありません

室内の温度を上昇させてしまうのは、主に屋根から伝わる太陽の熱や、外気温の影響がそうさせます。しかし、太陽の向きや角度、風の強さ、屋根の素材や色、部屋の換気やエアコンによっても温度上昇率はおのおの変化します。

また、家の中に置いてある機械や電気製品の稼働率や、人の多さなども温度を左右する大きな要因になります。このように複雑な条件が絡み合うことで、室内の温度が決まっていきます。

なので遮熱塗装をしたからといって、一概に部屋の温度が下がるということではないようです。

さいごに

年々、夏の暑さが厳しくなってきて、とどまることを知りません。

遮熱塗料は、熱を反射して家に省エネ効果を発揮する塗料として人気があります。遮熱塗装は年々注目されどんどん知名度が上がってきました。

遮熱塗料は特殊な機能性塗料ですので、遮熱塗料を扱う場合は塗装業者からその性質をきちんと把握される事をオススメします。